GREETING

会長挨拶

事業用貨物自動車の左折時衝突による死傷事故は、日本全国において毎年600件前後も発生しております。その中には子供が死傷した事故もあり、幼い子供を持つ私にとって、他人事ではありませんでした。また、私が勤務している四国化工機グループでは、製品や原料を運送する為に運送会社を通じて数多くのトラックやトレーラーを走らせており、もし事故の加害者になってしまったらということを考えますと、何かせずにはいられませんでした。 このような中、知人を介して「巻き込み事故防止装置」の開発に取り組んでいるelpis株式会社と面識を持つようになり、「巻き込み事故防止装置」の開発を手伝うようになりました。この「巻き込み事故防止装置」はAIカメラを搭載していることが最大の特長であり、ディープラーニングをさせることによって精度が高まりますので、徳島県内の数多くの運送事業者様にご協力いただき、実証実験を継続的に行っているところです。 実証実験を通じて貴重なデータをいただくと共に、皆様から「巻き込み事故防止装置の改善改良や周知だけではなく、関係者の力を結集して巻き込み事故を防止する為の啓発活動も行っていくべき」というご意見を多数いただいたことから、四国化工機株式会社とelpis株式会社が発起人となって、「巻き込み事故対策協議会」を設立することになりました。 巻き込み事故の防止に向けまして、「巻き込み事故対策協議会」の役員および会員が一丸となって取り組んでまいりますので、皆様からの更なるご協力をよろしくお願い申し上げます。 巻き込み事故対策協議会
会長  植田 俊介